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サブスクを全部書き出したら、思っていた額じゃなかった話

家計簿アプリの明細を眺めていて、ふと「サブスクって今いくつ入ってるんだっけ?」と思ったのが半年前のことです。1件ずつは数百円とか、せいぜい千円ちょっと。安いから気にも留めていなかったんですが、なんとなく全部を1枚の紙に書き出してみたんですよ。合計欄に出た数字を見て、僕は思わず二度見しました。「いや、そんなに払ってた?」

1件ずつは安い、という罠

サブスクの厄介なところは、ひとつひとつが「これくらいなら別にいいか」の金額に収まっていることです。動画が1つ、音楽が1つ、クラウドのストレージ、写真の現像アプリ、よく分からないうちに始めていた読書系、仕事で一瞬使ったツール。明細を上から下まで見ても、視線は1行ずつしか動かないので、合計の重さに気づけないんですよね。

銀行やカードの明細は親切なようで、実は合算してくれない。だから自分で足すまで、本当の固定費は見えてこないんだと思います。

半年かけてやった棚卸しの手順

やったことはシンプルで、紙とメモアプリに全部書き出しただけです。ただし項目を決めました。1サービスにつき、この4つを横に並べていきます。

  • サービス名/月額/最後に使った日/代替があるかどうか

ポイントは月額を年額に直して書くこと。月500円は「ふーん」ですが、年6000円と書くと急に表情が変わります。僕はこの年額換算で、何個か即座に解約ボタンに指が伸びました。明細アプリの履歴をさかのぼって、本当に全部あぶり出すのに地味な時間がかかったので、半年というのは「思い立ってから完全に把握しきるまで」の体感です。

解約ラインを「3ヶ月」に決めた

全部並べると、判断に迷うものが必ず出てきます。そこで僕はルールをひとつ作りました。「最後に使った日から3ヶ月過ぎていたら解約」。情で残さず、機械的に切る。これが効きました。

あと、書き出して初めて見つかったものもいくつかあります。無料体験のつもりが、いつの間にか課金に切り替わっていたもの。年払いにしていて存在ごと忘れていたもの。家族で1つにまとめられるのに各自で契約していたもの。同じ用途のサービスを、なぜか2つ並行して持っていたケースもありました。重複って、自分では気づかないんですよね。

増える理由は、たぶん心理の問題

振り返ると、サブスクが増えていく理由は「安いから」と「いつか使うから」のふたつに集約される気がします。入るときは一瞬の判断なのに、出るときは手続きが面倒で腰が重い。この解約の摩擦が、使っていないものをずるずる放置させるんだと思います。

でも固定費って、一度減らすと毎月ずっと効くんですよね。1回がんばって整理すれば、来月も再来月も静かに楽になる。労力の割に見返りが長いという意味で、これはかなりコスパのいい作業でした。

続けるための小さな工夫

一度きれいにしても、油断するとまた増えます。なので、棚卸しを習慣に組み込むことにしました。やっているのは2つだけです。月1か四半期に1回、サブスク一覧をざっと見直す日を決める。そして契約日や年払いの更新日をカレンダーに入れておく。更新の直前に通知が来れば、「これ、まだ要る?」と自分に問い直すきっかけになります。

大げさな仕組みはいりません。一覧を開いて上から眺めるだけでも、不要なものは自然と目につきます。

結論:節約より「全部を一覧する習慣」

半年やってみて思うのは、大事なのは個々の値引きや「どれが一番お得か」みたいな話じゃない、ということです。本当に効くのは定期的に全部を1枚に並べて眺める習慣のほう。金額がいくら浮いたかはあえてぼかしておきますが、数字を見たときの「うわ」という感覚は、たぶん一生忘れません。明細を足し算するのが面倒な人ほど、一度だけでいいので全部書き出してみてほしいです。きっと、僕と同じ顔をすることになります。